手塚建築研究所

1994年に手塚建築研究所は手塚建築企画として手塚貴晴と手塚由比が設立しました。
手塚建築企画という名称には、単なる建築を設計するというだけではなく、
建築を手段として世の中を超えていこうという想いが込められていました。
その設立当時の考えは名称が手塚建築研究所に変更された後も現在に至るまで引き継がれています。
建築は単なる物ではなく、作ることによって人の生活や社会を変える力を持っています。

手塚貴晴手塚由比

OECD(世界経済協力機構)とUNESCOにより
世界で最も優れた学校に選ばれた「ふじようちえん」を始めとして、
子供の為の空間設計を多く手がける。

Concept

すまう

手塚建築研究所では60件を超える多くの住宅を設計してきました。その一件一件をひと月以上かけて手塚貴晴と手塚由比が案を作り、詳細を吟味しながら丁寧に作り上げて参りました。住宅は私共の設計の原点です。全ての建築の基本と考えています。私たちの住宅の理想は私たち自身が住みたくなる家です。住宅は外から見て楽しむ彫刻ではありません。日々の生活を楽しみ毎日家族と共に育てていくものです。住宅設計を通じて我々は一生涯のお付き合いを作り上げていきます。

Katsuhisa Kida / FOTOTECA

そだてる(幼稚園)

手塚建築研究所の設計したふじようちえんは、世界経済協力機構OECDにより世界で最も優れた学校建築に選ばれました。日本建築学会賞や日本建築家協会の表彰も受けています。子供達は自分の中に自分を育てる方法を持って生まれてきます。優れた園舎はその可能性を大きく開きます。優れた園舎で育つ子供達は、より強く賢く育ちます。卒園した子供たちが成人式や還暦になっても戻って来たくなる場所。そういう幼稚園を作り上げて行きたいと思っています。

祈る(教会)

教会は祈りの場であり地域社会の要でもあります。教会員の方々は人生の多くの部分を教会と共に過ごします。教会は終の住処でもあります。人々がそれぞれ違うように、教会はそれぞれ全く違う命を育んでいます。その違いを探求しつつ人の温もりのある教会を我々は教会員の方々と共に作っていきます。

Katsuhisa Kida / FOTOTECA

いやす

手塚建築研究所は経済産業大臣表彰グッドデザイン金賞および日本建築学会作品選奨を受けた副島病院の設計を起点として始まりました。私は病院設計にあたって「病と共に人を見る」ことを信念に病院設計を行います。病院設計には複雑な保険行政が絡んでいます。その保険行政は医療現場の実情とは関係なく毎年のように変わっていきます。病院設計には少なくとも20年先を見据えたロングレンジの視点が必要となります。小児がんの子供達が家族と戦う「チャイルドケモハウス」、沖縄の森に包まれた不妊治療施設「空の森」など、新しい社会的コンセプトを織り込みつつもクリーンルームを備えた高度医療施設を手塚建築研究所は手がけています。

Katsuhisa Kida / FOTOTECA

生み出す(プロデュース)

世の中のプロジェクトには設計業務だけでは超えることのできない壁を越えるため、手塚建築研究所では街づくりや建築前のコンセプト作りのお手伝いを致します。2015年には建物の運営コンセプト作りまで手がけた氷見漁業交流館「ととざ」が完成。そのコンセプトは社会的に高い評価を得、グッドデザイン賞の特別賞グッド デザイン・地域づくりデザイン賞 (日本商工会議所会頭賞)に選ばれました 。手塚建築研究所は街に賑わいを創出します。

鈴木宏亮 / すずき

リゾート

リゾートの鍵は人の原点にあります。懐かしい未来です。技術が進化した現代では、ありとあらゆる仕様の選択が可能です。そのような時代だからこそ、時代を超え誰しもが懐かしく思えるビジョンが求められています。便利であることは大切ですが、目新しいことは必ずしも求められていません。人は現代社会の喧騒の中で失われた安らぎを求めて来るのです。手塚建築研究所はビジョン探しのお手伝いをします。

Katsuhisa Kida / FOTOTECA

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